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この記事では、上の画像のセーターの編み方のうち、丸ヨーク完成後からセーター完成までを説明しています。
下記記事の続きになります。
丸ヨークを「身ごろ」「そで」の部分に分け「まち」をつける
「まち」をつける
丸ヨークの15模様は下記のとおりに分かれます。
- 1~4の途中➡左袖
- 4の途中から8の途中➡前身ごろ
- 8の途中から11➡右袖
- 12~15➡後ろ身ごろ
同じ色の矢印をくさり編みでつなぎ、まちをつくります。
ここはサイズによって変わってきますが、とりあえず、20目編んでつないでください。
身ごろを4段くらい編む
左の脇の付近から表(オモテ)を見ながら編み始めます。
2~5段くらい編んだところで、画像のように「このセーターの下に着るだろうなぁ…」ってTシャツなどに腕を通して試着させてみてください。
脇まわりなどにシワがたくさん寄るようでしたら「まち」のくさり編みを増やし、逆にダボダボ過ぎる場合は減らしてください。
好みもありますし、編み進めるとサイズ感も変わってくるので、この先もたびたび試着して確認するのが一番です。
身ごろは増やし目をせずまっすぐ編み続けますが、小さめサイズに編んだ場合は、お尻周りが入りそうかもチラっと確認してください。
入りそうにない場合は下記の方法で対策できますが、毛糸や編地は伸びるのでウエストあたりまで編み進めてから③の方法を試すのが一番ラクに解決できます。
- ほどいてマチを増やす
- ほどいて丸ヨークの身ごろ部分・袖部分の割合を変更する
- ほどかずにAラインに編む
両袖を身ごろと同じように4段ずつくらい編む
身ごろを10段くらい編んだら、脇まわりの着心地も確認します。
身ごろの糸を一旦休ませて、両袖を身ごろと同じように4段くらいずつ編みます。
この時、新しい糸を使っても良いですし、身ごろの糸をいったん切ってしまっても良いです。
私は、編む時に邪魔になるのが嫌なので切ってしまいます。
試着してサイズ感を確認する
基本的には、減らし目をせずにそのままの目数で編んで大丈夫ですが、着心地やデザイン的に気になる場合は減らし目をしてください。
その場合、まちのくさり編みをつないだところで前後左右均等に減らすときれいに仕上がります。
編地が長くなってくると、下側に引っ張られるので、少し緩いくらいがちょうど良くなります。
減らしすぎないように注意してください。
ただただ、ひたすらに身ごろを編みます。
ここまで来たらこの後大きな失敗が起こることは少ないです。
安心して、ただただひたすらに身ごろを編みます。
飽きました!
飽きるよ…。
チーン・・・。
今までと違って、1周の目数多い上に模様もないので編んでも編んでも進んでいる気がしません。
人はそれを身ごろ砂漠と呼びます。
お伝え出来ることは・・・「がんばれぇ」です。
お好きな音楽をかけて、毛糸の感触を楽しみながら編んでいると楽しく編めます!
試着をしたり、身ごろが編みあがってなくても「袖編み」「襟編み」などをして気分転換を図るのもおススメの方法です。
ちょいちょい試着
何度も言うようですが、ちょいちょい試着してみることをおすすめします。
モチベーションも継続しますし、気になるところを確認できます。
ここまで来て起こりそうな失敗は・・・、
「お尻部分がパツンパツン」です。
ウエストより少し上部分まで編んだら、お尻の余裕があるかどうか確認してください
もしもゆとりがないようでしたらほどいて編みなおすか、両脇で増やし目を入れてください。
デザインにもよりますが、あまり急激に増やさない方が良いです。
せいぜい10段ごとに両脇で1目づつくらいが良いと思います。
もしも毛糸が足りそうになかったら・・・
ここまで来て起こりそうな失敗の二つ目は・・・
ズバリ「毛糸が足りるかな・・・?」です。
この問題についてはこちらで解説しています↓
https://sakuami.com/shortage/身ごろを編み上げる前に「襟」を完成させます。
身ごろや袖丈を決める前に「襟」を完成させます。
最初に編みはじめの余ったくさり編みをほどき、その後襟を編んでいきます。
今回の襟は毛糸がのチクチクが気になったので、2段のリブ編みの後ふんわりとしたネット編みでオフタートルにしました!
全体のバランスを見て襟を好きな形にしてくださいね。
(※毛糸のチクチク感は仕上げ作業をすると薄らぐ場合が多いです。)
丸ヨークの1段目の長編み頭部分から拾い目をします。
1段目はすべて長編み表引き上げ編みをします。
2段目以降は長編み表引き上げ編みと長編み裏引上げ編みを交互に編みます。
2重にして好きな長さになったら、丸ヨークの1段目の長編みの土台に編みつけます。
袖を編む
袖は増減なしのまっすぐでも良いですが、大きすぎる袖回りのセーターは「邪魔っ!」ってことがあるので、少し減らし目を入れます。
お好みのバランスで入れてください。
今回は15段で2目(1模様)減らしています。
今回は二の腕の真ん中、肘、腕の真ん中の3か所で入れてみます。
下側・内側で下図のように減らし目をします。
【編み図】
試着してお好みの長さになったら、袖先のリブ編みを入れて袖の完成です。
身ごろを最後まで編みます
身ごろも続きを編んで、試着してみてお好みの長さになったら裾のリブ編みを入れて完成です!
仕上げ作業
仕上げ作業についてはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
編めました----!!
ぴったりサイズで編めたねー!暖かいでしょ?
本当に!暖かくて軽いです!
ソックヤーンの素敵な色合いに助けてもらって素敵なセーターになったでしょ?
そして、本当に簡単でした・・・!
今回にセーターに使った毛糸はこちらの記事で紹介しています↓