【オパール毛糸】Nach Hundertwasser(フンデルトヴァッサー)

【オパール毛糸】Nach Hundertwasser(フンデルトヴァッサー)

この毛糸は下記の方にぴったりの毛糸です!

  • おしゃれな色合いの毛糸で楽しみたい。
  • 日々の手入れが楽な毛糸で編みたい。
  • 「動物福祉」「労働搾取」問題が気になる。

このところの編み物人気を支えているソックヤーンの中でも、特に有名なオパールの毛糸です。

オパール毛糸は南ドイツの毛糸メーカー・TUTTO社により製造されています。

ウール75%ナイロン25%の配合で独自製法のスーパーウォッシュ加工がされています。耐久性に優れフェルト化しにくく洗濯機で丸洗いできます。

オパール毛糸の最大の特徴はメリヤス編みで靴下を作ると美しい柄になるようにデザインされた段染めです。

フンデルトヴァッサーシリーズは20世紀の芸術家フンデルトヴァッサーの作品をイメージして染められたシリーズです。

毛糸の帯にはモチーフとなった絵画がプリントされています。発売開始は2006年で2023年現在24種類あります。

TUTTO社のHPでもフンデルトヴァッサーの芸術とファッションに対しての敬意を感じられ、今後も長く製造されそうな期待ができます。

使ってみた感想

洗いやすさ編みやすさ着心地お値段
自宅の洗濯機で丸洗いしています。毛玉やフェルト化などは起こりにくいです。撚りはしっかりしていてとても編みやすいです。色が次々に変わるので編んでいて楽しいです。水通し後もチクチクを感じます。品質と意匠、また毛糸に対しての安心感がとても高いので納得の価格です。

オパール毛糸を編んでいると編み人としての喜びを感じられます。

私の手元に着いたこの毛糸は、羊と羊飼いさんの幸せを分けてもらっているんだな、と感じられます。

詳しくは最終項に記載しています。

フンデルトヴァッサーシリーズはカラーナンバー2106の色合いが大好きで、フェアアイル風にしてみました。

1本の毛糸に多色入っているのでお得感があります。

色センスは、芸術家フンデルトヴァッサーの色合わせです!!

洗濯も気軽にできるので安心して着られます。

肌触りはチクチク感が多少気になりますが、仕上げの丸洗いでかなり軽減されます。それでも、多少チクチク感が残りますが、洗うごとに改善していきます。

きっと着るごとに体に馴染み着心地良く育っていくタイプのセーターになるのかもしれません。

カラー展開

フンデルトヴァッサーシリーズは4PLYと6PLYがありますが、【サク編みセーター】には4PLYがおススメです。

2023年現在24パターンのカラー展開があり、TUTTO社のHPですべて確認できます。

下記画像は柳屋さんの楽天市場店で取り扱っておられる20色です。(画像は楽天市場にリンクしています。)

編む時のコツ

編むのには何のコツもいらないほど編みやすいです。

ただ、編みはじめの毛糸の糸端を取り出すのは上手くできないことがよくあります。

毛糸玉の両方から人差し指を突っ込み、糸玉の真ん中を探ります。

そして帯の向きの上側から、勇気をもって引き出します。

レッツはらわたチャレンジ!!と呪文を唱えるのも良いでしょう・・・。

動画はオパール毛糸のUNIシリーズの毛糸です。はらわた流出事件です。

基本スペック

毛糸の名前:Hundertwasser(フンデルトヴァッサー)

ブランド名:Opal(オパール)

メーカー:TUTTO社(ドイツ)

メーカーアドレス:https://www.sockenwolle.de/en

品質構成:ヴァージンウール(スーパーウォッシュ加工)75% ポリアミド(ナイロン)25%

仕立(糸長):100g(約425m)

太さ:中細タイプ(かぎ針2/0号~4/0号)

商品価格:1,760円(税込)

※梅村マルティナKFSアトリエWebショップの価格を参考にしています。輸入毛糸ですので輸入時期や為替の影響を受けます。

2100mあたりの定価(私が基準にしている中細毛糸のセーターの1着の必要数)

税込み約8700円(100円単位まで四捨五入)

日々のお手入れで気をつけること

ウールの含有量が多いので基本的にはウールの取り扱いでOKです。

着用後のお手入れは、風通しの良いところで陰干ししてください。

ニオイ移りが気になるときは、入浴後の浴室などで蒸気に当ててから陰干ししてください。

汚れがひどい時や長期間着ないときは洗濯してください。

スーパーウォッシュ加工のウールなので洗濯機で洗えます。

洗濯表示は全部で5つです。

  • 液温は40℃を限度とし、手洗いができる
  • タンブル乾燥禁止
  • 底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる
  • 塩素系および酸素系漂白剤の使用禁止
  • パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができる

※洗濯表示は2016年から日本でも世界共通の国際規格になりました。

私はウール100%のセーターと同様に下記の方法で洗っています。

  • 洗濯洗剤はエマール
  • 洗濯ネットに入れて洗濯機のおしゃれ着コース
  • 形を整えて日陰で平干し
  • 低温で直接スチームアイロン

※ナイロンは特に熱に弱いのでアイロンは短時間で丁寧に。完全に冷めて乾くまで動かさない。

↓【サク編みセーター】の日々のお手入れ方法はこちら↓

おススメの購入方法

オパール毛糸は今やどこでも購入可能です。価格は販売店、販売方法や購入時期によって変動します。

ネットショップでも多くの店舗で購入することができます。オパール毛糸の単品セールはあまり見かけないので、ネットショップのセールの時期と合わせての購入がお得です。

稀にですが、ネットフリマで割安の出品を見かけることがありますので、登録しているフリマをのぞいてみると掘り出し物があるかもしれません。

サステイナブル?エシカル?

Opal毛糸は25%ナイロンを含んでいます。

ナイロンはポリアミド系の合成繊維であり、洗濯によるマイクロプラスチックの流出の可能性があります。

洗濯によるマイクロプラスチックの流出を防ぐ方法が気になる方はこちらの記事をどうぞ↓

染色による環境負荷については、TUTTO社のホームページには特別な記載を見つけられませんでしたが、オパール毛糸は厳格なエコテックス®標準手順に従って有害化学物質に対するテストをされており、ドイツの環境研究所の自主管理の対象となっています。

また、TUTTO社は、ウールの毛糸が抱える問題の「動物福祉」「労働搾取」について、改善に取り組んでいる会社です。その取り組みとして、「Schafpaten Projekt」という羊と羊農家のためのスポンサーシップ制度があります。この活動に参加できるのはドイツに居住している方のみで、集められたお金はドイツの羊農家への送られ、防寒寝具用のわら・ミネラル入りの餌・羊舎の自然災害への補助・作業用機械の購入などに使われています。

フンデルトヴァッサーシリーズは、ドイツ産羊毛50%と南アメリカ産羊毛50%ですべてヴァージンウールで作られています。

ドイツ産の毛糸については、農場の羊からTUTTO社でソックヤーンになるまでのトレーザビリティが確保されています。

また、南アメリカで羊毛の産地として有名なのはウルグアイやパタゴニア地方などです。

調べてみましたが、この地方ではメリノ種の羊の病気の原因になるハエの寄生が起こらないため、ミュールジングは行われていません。

オパール毛糸は「ミュールシングフリー」であることが保証されています。

幸せな羊と羊農家から分けていただいている毛糸だといいな、と思います。

いずれにしても、手編みのセーターの場合、毛糸から衣類を制作する過程は自分で行います。

その後着用し廃棄するまでの過程は自分に責任があります。毛糸が自分の手に来てくれた後、長く愛用できるセーターを作ることエシカルの基本ですね。

フンデルトヴァッサー 全24色 購入リスト

フンデルトヴァッサーの全色のリンクを貼っておきます。

リンク先に在庫や取り扱いが無いなどの理由により、必ずしも画像と同じ商品でない場合がございますので、購入するときは必ず確認をお願いします。

1430:フンデルトヴァッサーⅠ

1431:フンデルトヴァッサーⅠ

1432:フンデルトヴァッサーⅠ

1433:フンデルトヴァッサーⅠ

1434:フンデルトヴァッサーⅠ

1435:フンデルトヴァッサーⅠ

1436:フンデルトヴァッサーⅠ

1437:フンデルトヴァッサーⅠ

2100:フンデルトヴァッサーⅡ

2101:フンデルトヴァッサーⅡ

2102:フンデルトヴァッサーⅡ

2103:フンデルトヴァッサーⅡ

2104:フンデルトヴァッサーⅡ

2105:フンデルトヴァッサーⅡ

2106:フンデルトヴァッサーⅡ

2107:フンデルトヴァッサーⅡ

3200:フンデルトヴァッサーⅢ

3201:フンデルトヴァッサーⅢ

3202:フンデルトヴァッサーⅢ

3203:フンデルトヴァッサーⅢ

3204:フンデルトヴァッサーⅢ

3205:フンデルトヴァッサーⅢ

3206:フンデルトヴァッサーⅢ

3207:フンデルトヴァッサーⅢ

パルカちゃん
パルカちゃん

フンデルトヴァッサーって芸術家の名前なんですね。

あみサクさん
あみサクさん

色彩豊かな建築や街並みもデザインしてたんだよ。