＼マフラーにもできるソックヤーン／【オパール毛糸】Schafpate（シャーフパーテ）

オパール毛糸の中でも特に肌触りが良い!!

この毛糸は下記の方にぴったりの毛糸です！

大人気のソックヤーン、オパールの定番シリーズです！

オパール毛糸の最大の特徴はメリヤス編みで靴下を作ると美しい柄になるようにデザインされた段染めで、南ドイツの毛糸メーカー・TUTTO社により製造されています。

シャーフパーテはドイツ語で「Schafpate」、これは羊のパートナーとか保護者といった意味になります。このシリーズの羊毛は、ドイツの南部にあるユネスコの生物圏保護区で育てられたメリノウールを使っており、売り上げの一部はこの保護区に寄付され、小さな農場の牧場主や羊の援助に役立てられています。

TUTTO社のHPには、四季折々の羊牧場の画像がたくさん載せてあります。のんびりとした雰囲気のその写真は、羊から分けてもらった毛糸を編んでいるんだなぁ…、と不思議で幸せな感覚があります。

そして、シャーフパーテシリーズは他のオパールの毛糸より柔らかいです！肌触りも良いんです✨

２０２３年にシャーフパーテはシリーズ１５を迎えており、今回も８色発売されました。

今年はカラーナンバー11361を【サク編みセーター】にすると迷彩柄っぽくなりそうで、帽子とセットで編みたいです。

使ってみた感想

先ほども書きましたが、シャーフパーテシリーズは、オパール毛糸の中でも特に柔らかい肌触りで暖かいです。

洗いやすさ	編みやすさ	着心地	お値段
◎	◎	〇	◎
自宅の洗濯機で丸洗いしています。毛玉やフェルト化などはほんとに起こりにくいです。	撚りはしっかりしていてとても編みやすいです。色が次々に変わるので編んでいて楽しいです。	水通し後はチクチクが改善します。 労働搾取のない毛糸は着ていても安心します。	品質と意匠、また毛糸に対しての安心感がとても高いので納得の価格です。

マフラーやスヌードにしても柔らかい肌触りなので、オフタートルでも大丈夫かも？と思っています。

洗濯も気軽にできるので安心して着られますし、色合いも素敵で色見本みているだけでワクワクします!!

４plyと６plyがありますが、【サク編みセーター】には4plyをおススメします。

羊毛を採取される羊の中には劣悪な環境で飼育されている羊も多く存在します。また、牧場で働く人々も低賃金で劣悪な労働環境で働いている方々も多くいます。

一人の編み人が解決できる問題ではないので、せめて手元にある毛糸に感謝と経緯の気持ちを忘れないようにしよう、と思います。

が、日ごろの生活の中ではついつい忘れちゃいます。

シャーフパーテシリーズはそんな私にもやさしい毛糸です。

牧場主さんと羊さんたちの穏やかな日常の笑顔の中から生まれた毛糸なら、幸せな気持ちを満喫しながら編むことができます。

子どもたちも笑顔にも良い影響をくれそうで、より安心して着せることができます。

シャーフパーテ15　カラー展開

2023年も新作のカラーが８パターン発表されています。TUTTO社のHPですべて確認できます。

人気のカラーは売り切れてしまうので、気にいった色は早めに必要量購入した方が良いです。

編む時のコツ

編むのには何のコツもいらないほど編みやすいです。

ただ、編みはじめの毛糸の糸端を取り出すのは上手くできないことが頻繁にあります。

毛糸玉の両方から人差し指を突っ込み、糸玉の真ん中を探ります。

そして帯の向きの上側から、勇気をもって引き出します。

レッツはらわたチャレンジ！！と呪文を唱えるのも良いでしょう・・・。

動画はオパール毛糸のUNIシリーズのはらわた流出事件です。

基本スペック

毛糸の名前➡Schafpate15(シャーフパーテ15)

ブランド名➡Opal(オパール)

メーカー➡TUTTO社（ドイツ）

メーカーアドレス➡https://www.sockenwolle.de/en

品質構成➡ヴァージンウール(スーパーウォッシュ加工)75％ ポリアミド(ナイロン)25％

仕立（糸長）➡100g(約425m)

太さ➡中細タイプ（かぎ針2/0号～4/0号）

商品価格➡1,760円(税込)

※梅村マルティナKFSアトリエWebショップの価格を参考にしています。輸入毛糸ですので輸入時期や為替の影響を受けます。

2100ｍあたりの定価（私が基準にしている中細毛糸のセーターの1着の必要数）➡税込み約8,700円（100円単位まで四捨五入）

日々のお手入れで気をつけること

ウールの含有量が多いので基本的にはウールの取り扱いでOKです。

着用後のお手入れは、風通しの良いところで陰干ししてください。

ニオイ移りが気になるときは、入浴後の浴室などで蒸気に当ててから陰干ししてください。

汚れがひどい時や長期間着ないときは洗濯してください。

スーパーウォッシュ加工のウールなので洗濯機で洗えます。

洗濯表示は全部で5つあり下記のとおりです。

※洗濯表示は2016年から日本でも世界共通の国際規格になりました。

私はウール100％のセーターと同様に下記の方法で洗っています。

※ナイロンは特に熱に弱いのでアイロンは短時間で丁寧に。完全に冷めて乾くまで動かさない。

↓【サク編みセーター】の日々のお手入れ方法はこちら↓

おススメの購入方法

オパール毛糸は今やあらゆるところで購入可能です。価格は販売店、販売方法や購入時期によって変動します。

シャーフパーテシリーズは毎年新色が発表されるので、流通在庫分はお得に購入できることがあります。

稀にですが、ネットフリマで割安の出品を見かけることがありますので、登録しているフリマをのぞいてみると掘り出し物があるかもしれません。

しかし、人気のシリーズなので売り切れもよく見かけます。

毎年秋が始まる前に発売開始され、９月中には日本に入ってくるので早期の購入をおススメします。

お気に入りを手に入れて、お気に入りのセーターを長く愛用できる方がトータル的に見て絶対にお得です！

サステイナブル？エシカル？

Opal毛糸は25％ナイロンを含んでいます。

ナイロンはポリアミド系の合成繊維であり、洗濯によるマイクロプラスチックの流出の可能性がありますが、ごく微量です。洗濯の頻度も少なくて大丈夫なので、あまり気にする必要は無いでしょう。

洗濯によるマイクロプラスチックの流出を防ぐ方法が気になる方はこちらの記事をどうぞ↓

染色による環境負荷については、TUTTO社のホームページには特別な記載を見つけられませんでしたが、オパール毛糸は厳格なエコテックス®標準手順に従って有害化学物質に対するテストをされており、ドイツの環境研究所の自主管理の対象となっています。

また、TUTTO社は、ウールの毛糸が抱える問題の「動物福祉」「労働搾取」について、改善に取り組んでいる会社です。その取り組みとして、「Schafpaten Projekt」という羊と羊農家のためのスポンサーシップ制度があります。この活動に参加できるのはドイツに居住している方のみで、集められたお金はドイツの羊農家への送られ、防寒寝具用のわら・ミネラル入りの餌・羊舎の自然災害への補助・作業用機械の購入などに使われています。

シャーフパーテシリーズのウールは、ドイツ産のメリノウールだけが使われておりトレーザビリティが確保されています。

そんな毛糸がこのお値段で購入できることはありがたい限りです。

いろいろな方の保護と愛情を受けた毛糸のセーターを編めることは、古い歴史の中のやさしい部分を引き継いでいるようで編み人としても誇りでもありますね。

シャーフパーテ15　全8色　購入リスト

シャーフパーテ15の全色のリンクを貼っておきます。

リンク先に在庫や取り扱いが無いなどの理由により、必ずしも画像と同じ商品でない場合がございますので、購入するときは必ず確認をお願いします。