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かぎ針編みでも「ゴム編み」って出来るんですか?
ゴム編みは棒針編みの編み方ね。セーターの袖や裾に良く使われているね。
デザインも良いし、編地が丸まらなくなりますよね!
かぎ針での良い編み方あるよ!
この記事では【サク編みセーター】の襟・袖先・裾の部分を、動画や編み図を使ってわかりやすく解説しています。
野暮ったくならないコツは、最終段・仕上げにあります。
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かぎ針で編むリブ編み(襟・袖先・裾)
棒針編みで編むセーターには、襟や袖先・裾部分に「ゴム編み」と呼ばれる伸縮する編み方が使われていることが多いです。
ゴム編みが用いられる理由は以下のとおりです。
- デザイン
- 着心地・動作のしやすさ
- 編地のねじれ防止
かぎ針編みで「ゴム編み」を編むことは出来ませんが、「リブ編み」を編むことは出来ます。
リブ編みとは、縦方向に畝(うね)を走らせた編地のことで横方向への伸縮性があります。
【サク編みセーター】では、長編みを引上げて編むリブ編みを用いています。
動画で解説
まずは動画をご覧ください。
編み図で解説
長編みの頭ではなく、足部分をまるごと拾って編みます。
編地の表側から拾う編み方を「表引き上げ編み」、裏側から拾う編み方を「裏引上げ編み」と呼びます。
表側から引き上げた長編みは、表側に浮き出ます。逆に裏から引き上げると表側からは引っ込んだようになります。
この繰り返しによって、縦方向に畝(うね)ができてリブ編みになります。
- リブ編みの編み方
- 1段目…普通の長編み+表引き上げ編み
- 2段目…裏引上げ編み+表引き上げ編み
- 3段目以降は2段目と同じ
この方法で好きな長さになるまで編みます。
- 補足事項
- ベースの編地とリブ編みが同じ毛糸の場合は、1段目から引き上げ編みをしても問題ありません。
- 表からのみ編む(輪編み)場合でも、表と裏を交互に編む(平編み)場合でも見た目の影響はほぼありません。
野暮ったくならないための最終段
長編みの引上げ編みの繰り返しだけでも、リブ編みの機能としては充分です。
しかし、最終段だけ他の段よりも編地が薄くなり素人っぽさが残ってしまいます。
そこで、最終段は裏引上げ編みを中長編みで編み、表引き上げ編みの長編みを内側に巻き込むように編みます。
動画では34秒くらいのところになります。
https://www.youtube.com/watch?v=5Fr914bvj5c&t=34s
プロっぽくなる仕上げ方法
さらに、きれいにプロっぽくするには長編みや中長編みの頭の部分を隠します。
面倒くさいですが、とじ針でひと目ずつ裏引上げ編みの頭を内側に縫い込みます。
この時に、編地の伸縮性を失わないようにするために、縦に糸を渡して縫います。
- 注意事項
- 裏引上げ編みの頭を表引き上げ編みの土台に縫い込み
- 編地が斜めに歪まないように、1目もどるように縫い込む。
動画では48秒くらいのところになります。
https://www.youtube.com/watch?v=5Fr914bvj5c&t=48s
前立て(カーディガン・ジップアップ)
【サク編みセーター】では、カーディガンやジップアップなどの前開きセーターも作ることができます。
その時の前立て部分は「細編み+くさり編み」で編みます。
動画で解説
まずは動画をご覧ください。
編み図で解説
基本は、くさり編みと細編みの繰り返しです。
編みつける目の数は、立ち上がりのくさり編みの数を基本にして考えます。【くさり編み2目】に対して【細編み+くさり編み】を1セット編みます。
考え方は後で詳しく説明します。
すぐに知りたい方はこちら!
カーディガンの場合は、上になる方の身ごろにボタンホールが必要になります。
一般的に、女性用は右側に男性用は左側にボタンホールを開けることが多いようですが、最近ではあまり気にされなくなってきていますね!
【サク編みセーター】は中細毛糸を使って編みますので、2㎝以上のボタンを使ってください。
選んだボタンによって、ボタンホールの大きさは調整してください。
- 前立ての編み方
- 1段目…編み始めはくさり編みで立ち上がり、細編み→くさり編みの順番で編む。最後の目も細編みになるように調整しながら編む
- 2段目…くさり編み1目で立ち上がり、くさり編み→細編みの順番で編む。細編みは下の段のくさり編みを丸ごと拾う
- 3段目以降も同様に編む
この方法で好きな幅になるまで編みます。
- 編みつける目の数について
- ベースの編地が長編みの場合は、長編み1段に対し【細編み+くさり編み】を1セット編みます。
- そのほかの場合は、【立ち上がりのくさり編み2目】に対して【細編み+くさり編み】を1セット編みます。
編みつける目の数の考え方
基本の考え方は、立ち上がりのくさり編み1目に対して細編み1目です。
実際には、単位を【cm】に直すと目と段では長さが変わってきます。
が、ここでは細編みは目と段の長さが同じ正方形と考えて、1段に1目を割り付けて編みます。
細編みの次の目はくさり編みを編みます。
もしも、前立てを細編みだけで編む場合は、目と段の長さと高さの違いによって、編地のバランスがわるくなります。
しかし、細編みとくさり編みを交互に編むことによって、自然にベースの編地のゲージに沿ってくれます。
2段目以降で、くさり編みを丸ごと拾うことでさらに自由にゲージを調整できます。
仕上げ作業によって、ベースの編地に沿った前立て部分を整形し固定することができます。
では、長編みの場合は細編み3目分かというと…違います!
下図のように拾います。
- 長編みの場合
長編み1段に対して、【細編み+くさり編み】を1セット編みます。
なぜかというと、長編みの編地の場合は立ち上がりのくさり編みは長編みの代わりをするからです。
これは長編みの編地の一般的な編み方からもわかりますね!
- 立ち上がりのくさり編み3目の横の目を編まない
- 立ち上がりのくさり編みの上の段では長編みを編む
- 編みつける目の数について
- 長編みの場合…長編み1段に対し【細編み+くさり編み】を1セット
- 細編みの場合…細編み2段に対して【細編み+くさり編み】を1セット
上記を基本として、立ち上がりのくさり編みの目の数を参考に、覚えやすくて編みやすい方法で編みつけてください。
割付けが覚えにくいと均等に割り付けられないので、くさり編みを小さめ(きつめ)に編むなどして均等になるようにした方がキレイな仕上がりになりますよ!
オフタートル(ネット編み)
サク編みセーターでは、首回りも自由にデザインできます。
オフタートルに仕上げる場合はネット編みがおススメです。
オフタートルにする場合はリブ編みを数段編んでから、ネット編みを徐々に大きくしていきます。
大きくするのはくさり編みの目の数を少しずつ増やしていきます。
編み図で解説
まとめ
襟や裾・袖先の長さや仕上げ方やデザインにこだわることが、プロっぽくなる第一歩です。
自分なりの長さやデザインを決めて、しっかり仕上げてください。
- 襟や裾、袖先に使うリブ編みは基本は1種類
- 自分の好みで応用できる
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