【サク編みセーター】の基本② 中細毛糸(4ply)をおススメする9つの理由

【サク編みセーター】の基本② 中細毛糸(4ply)をおススメする9つの理由
あみサクさん
あみサクさん

毛糸の種類ってすごくたくさんあるよね。

パルカちゃん
パルカちゃん

「セーター用の毛糸」って選ぼうとしてもたくさんありますねー。

あみサクさん
あみサクさん

嬉しいけど迷って選べなくなっちゃうの。

パルカちゃん
パルカちゃん

わかります!

セーターの品質を決める最重要要素は毛糸です。

当然です。

どんなに技術があっても、セーターの着心地や見た目の印象に「毛糸の品質」は欠かせません。

【サク編みセーター】ではシンプルな「中細毛糸(4ply)」を使用します。

特に、ウール100%の撚りが安定した定番糸をおすすめします。

この記事では「中細毛糸」で編む【サク編みセーター】がヘビロテになるヒミツについて説明します。

実際に毛糸を選ぶときのコツはこちら!

【サク編みセーター】レシピ集

中細毛糸ならヘビロテになるヒミツ9つ

  1. かぎ針編みでも密に編める
  2. 毛糸会社各社のラインナップが豊富
  3. 毛糸が扱いやすく編みやすい
  4. 色や染めの種類が豊富
  5. ソックヤーンが可愛い💕
  6. 肌ざわりや質感が安定している
  7. 残り糸の活用法が多い
  8. 毛糸が足りないときの対処法が多い
  9. 使用する毛糸の量がわかりやすい

中細毛糸とは毛糸の太さの呼び名

毛糸の太さの呼び名については具体的な決まりはなく、各社いろいろな名称があります。

ですが、中細毛糸はほとんどの会社で「中細」と表記があります。海外毛糸等では「4ply」のみの表記もあります。

「4ply」とは4本撚りであることを差します。細い毛糸を4本ねじねじと撚り合わせてある毛糸のことです。

【サク編みセーター】では、この4本撚りを使います。

毛糸は玉やカセ・コーンなど、いろいろな形態で売られていますが、50gあたりの長さを計算すると200m前後であるものを選んでください。

中細毛糸ならかぎ針編みでも密に編める

かぎ針編みは棒針編みと比べて毛糸の使用量が多くなるのが一般的です。

以下の場合で同じ面積を編むと、かぎ針編みの方が1.25倍の毛糸が必要だといわれています。
実際には、編み手の癖やテンションのかけ方でも変わるので参考程度です。

  • 棒針編みの定番「メリヤス編み」でセーターを編んだ時
  • かぎ針編みの定番「長編み」でセーターを編んだ時
棒針編み:メリアス編み
かぎ針編み:長編み

編み目を見てみればなんとなくわかりますね。
長編みの方がメリヤス編みより立体的な形になっています。

当然、1枚のセーターは重くなります

パルカちゃん
パルカちゃん

嫌です!!

あみサクさん
あみサクさん

重くなるのも、毛糸がたくさん必要なのも嫌だよね?

パルカちゃん
パルカちゃん

肩が凝りそうだし、お金がかかりそう・・・

あみサクさん
あみサクさん

そこで、中細毛糸がベストなの!

中細毛糸と並んで、昔から人気があるのが並太毛糸です。おそらく中細毛糸よりも人気が高いです。

並太毛糸とは、中細毛糸より少し太い毛糸のことです。

この並太毛糸を用いて長編みでセーターを作ると、見た目も着心地も重くなります。

透かし編みなどを用いて、軽く編むこともできますが、やや個性的でカジュアルな印象のセーターになることが多いです。

【サク編みセーター】では普段から着こなせる、ヘビロテの定番セーターを目指しているので、編地は透かし編みの少ない密な模様にします。

密に編んでも、分厚くも個性的にもなりにくいので中細毛糸を使います。

  • これ以上太い糸で密に編むと厚く重くなる
  • これ以上細い糸で密に編むと時間がかかりすぎる

重いと肩がこりそう

手編みのセーターの場合、着る前に手で持った重さと着用したときに肩にかかる重さ違います

【サク編みセーター】でイチオシしているウールの毛糸の場合、特に違いがわかります!

これは、手編みのセーターの摩擦力に関係していると私は考えています。

つるつるとすべりやすいものは、どうしても肩や首に重さが集中します。

ですが長編み特有の小さな凸凹と、ウールの毛糸の摩擦力のお陰で、セーターの重さを体全体で支えます。

なので、手で持った重さよりも着用時の体感の重さは軽く感じるのだと思います。

毛糸がたくさん必要ならお金がかかりそう

お金はかかります

ですが、着用するセーターを確実に編み上げられることの方が結果的にお得です。

そして、「中細毛糸」は昔から定番なので、各社とも毛糸の品質の割に価格が安いのです!

ウールの手編みのセーターって、本当に暖かいんです。

本物の一点物のセーターですから、費用対効果は計り知れないですよ!

毛糸会社各社のラインナップが豊富

中細毛糸は、昭和の編み物ブームの時も非常に人気があった毛糸です。

その時代の日本は、製糸工業がとても盛んだったようです。

中細毛糸には、その時も定番人気だった商品名の毛糸が、令和の今も商品名を変えることなく存在しているものがたくさんあります。

それらの毛糸は、様々なマイナーチェンジを繰り返されて、より編みやすく品質も安定しています。

昔からある銘柄でなくても、毛糸の激戦区なので各社とも良質で割安な毛糸が多いです。

ウールもコットンも質の良い毛糸を、実店舗やNETで手軽に購入できます。

当然、色の種類も多く、おしゃれな毛糸も豊富です。

毛糸が扱いやすく編みやすい

品質が安定している毛糸が多いので、撚りも安定していて編みやすいです。

毛糸の中に異物が入り込んでいたり、ダマができていたりすることもあまりありません。

毛糸のクセにもすぐ慣れて、たんたんと編むことに集中できます。

これはすなわち、編地の美しさにつながりますので、完成したセーターも素敵になります。

着用感も良くなるので、ついつい着ちゃう定番ヘビロテセーターになります。

色や染めの種類が豊富

単色の毛糸の色も豊富ですがそれ以外にもいろいろあります。

杢調/メランジ調/霜降り/ツイード・ネップ入り(多色・単色)

正直に言いますと、上記の糸種類の違い、詳しくはわかりません。

ナチュラルでトラディショナルな雰囲気のするおしゃれな毛糸であることは間違いないです!

杢調・メランジ調
多色ネップ入り

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段染め

編み進めると違う色が出てくる毛糸です。グラデーションになっていたり、次々と違う色が出てきたり編んでいて楽しくなる毛糸です。

色合わせや、違う色が出てくる長さも変化に富んでいてたくさん種類があります。

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可愛いソックヤーンで編める!

今、編み物界隈ではソックス編みが人気です。

海外の可愛い毛糸もどんどん紹介され、種類がとても多くあります。

そして、ソックヤーンの多くは4ply(中細)です。

ウール75%ナイロン25%の配合の毛糸が多いようですね。

ソックス用に開発された毛糸なので、強くて洗濯もラクラクです。

段染めタイプのソックヤーンはソックスにしたときに柄が綺麗にでるように考えられています。

セーターに使うには色の切り替えが早すぎて個性的になります。使い方次第でフェアアイル風にも編むことができます。

ソックヤーンの中にも、ツイードタイプがあったりメランジ調があったり種類も値段も幅広くあります。

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肌ざわりや質感、編み心地が安定している

私は40年以上編み物をしてきて、今までいろいろな毛糸で編んできましたが、ソコソコのお値段がする毛糸でも肌触りや品質が安定しないものはあります。

同じ会社の同じ毛糸をリピート購入しても編んだ時の印象が違うことがあるのです。

滑りやすさやキシキシする感じが前回の時と違う場合があります。

また、肌触りもチクチクしないと思っていた毛糸がチクチクしたりすることもあります。

こちらの感じ方ですので、体調や気分によっても変わっているのかもしれません。

自然素材なので仕方のないことだと思いますが、草などの異物混入があることもあります。

でもやはり、昔からある定番の人気商品にはこういったことが少ないように思います。

中細毛糸にはそういった毛糸が多くあります。

残り糸の活用法が多い

セーターを編むと毛糸は余ります。1玉に満たない毛糸が多く余ってきます。

余り毛糸はぜひ活用したいものです。

中細毛糸しか使わない!と決めてしまえば、モチーフつなぎも大きさが揃いやすく活用が容易になります。

余り毛糸の活用例

  • ほかのセーターのアクセントカラーにする
  • 帽子やマルチカバーなどの小物を作る
  • モチーフつなぎの材料にする

毛糸が足りないときの対処法が多い

セーターを編んでいる途中に「毛糸が足りない!」はよくあることです。

そんな時、追加注文できるとは限りません

廃盤になっていることもあります。

追加注文できたとしても、同じ糸の同じ色なのに微妙に色が違うことがあります。

これは、糸を染める時の釜が違うためで、このことをロットといいます。

毛糸には色番号のほかに、ロット番号による色の違いがあるのです。

それでも人気定番糸なら・・・下記のメリットがあります!

  • ロットが同じ糸を追加発注できる可能性が希少糸より高い
  • 染めの品質が安定していて、ロットが違っても色の違いが目立たない場合がある
  • 同じ色が無くても、種類が豊富なので相性の合う色を探しやすい

選んだものが追加注文ができない毛糸でも、【サク編みセーター】にはいろいろなリカバリ方法があります!

困ったときはこちら

「面倒くさい」すら何とかします!

使用する毛糸の量がわかりやすい

セーターを編む時に何玉必要か?

これはゲージを取って製図して計算しても誤差が出ることがあります。

ゲージも製図もしない場合は、経験とカンに頼るかありません。

これは同じ太さで何枚か編むと、カンが働くようになります。

本格的な編み物を学んで本格的にセーターを編むのでなければ、使用する糸の太さを決めると失敗や無駄が減って良いですよ。

セーターの毛糸種類と選び方のコツはこちら

【サク編みセーター】レシピ集

【サク編みセーター】の基本的な編み方はこちら

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【サク編みセーター】は、いつでもどこでもスキマ時間を利用して編めるセーターです!
家族のセーターを編み上げられる人が増えれば、地球の温度はちょっと下がる!をモットーに模索研究中です!

仕事に子育てに介護に…、いろいろと忙しくても小さな時間を利用して、確実に編み上げられる工夫をしています。いつでも!どこでも!モバ編みで編めるので、創作活動によるメンタルケアもできます。

AYANOKOJI(あやの小路)さんは、職人さんが手作りする京都がま口専門店です。
開け閉めもスムーズで、大きさも豊富で、とても使いやすいのでモバ編みにおすすめです!